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はいっ、おしゃがみして!

2012年07月13日 17:54

長いことブログ更新止めていました。
無事に、今年のISUアダルト選手権も、風越カップもおわりました。
2年間使ったプログラムも終了で、新しい曲探しを楽しんでいます。

で、なぜ久々にブログを書きたくなったかといえば、、、、樋口先生!

樋口先生は、いつも面白い「樋口語」を開発して笑わせてくれるのですが、
今週のニューワードがすごくツボだったので、皆さんにもお伝えしたいと。

表題にあるとおりなんですけど。

シットスピンの練習中の、樋口先生の掛け声です。
「はいっ! おしゃがみして! おしゃがみスピンよ!」

爆笑で、生徒はみんな座れませんでした。樋口先生、カワイイ・・・
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運命の人

2012年01月11日 03:06

山崎豊子氏の「運命の人」を正月から読んでいます。
1月15日からTBSでドラマ化放送があるようですね。

私にとって一番尊敬する、目標とする記者です。
小説家、と思うかも知れませんが、
山崎氏は元毎日新聞の記者で、私からすれば先輩記者にあたります。
新聞記者として、綿密な取材をもとにしながら、あえてフィクションとして書く事で
よりリアリティのある世界を描き出している。
どの作品を読んでも、
「ああここは、こんな取材をしたんだろうな」と、ライターとしての立場で読んでしまう小説ばかりです。

運命の人は、まさに毎日新聞を舞台にした事件を描いた作品なので、
私が働いていた当時の編集局の雰囲気とかも思い出して、
いろいろ考えさせられます。

自分が新聞記者だった頃の事を思い出すと、
やっぱりジャーナリズムの刺激や意義の大きさに、心惹かれます。
書く事の目的って何だろうと。

いまはスポーツライターなので、人物を深く描く事で、
感動や勇気を多くの人に伝えるってことなのですが。
でも、社会の闇を取材すること、間違った方向に進んでいるものを正す事、そういった
大それたことも、やはりライターにできる使命ではあるのよね。

まあ、私のいまの筆力や取材力を考えれば、
やはりマス・メディアよりは、コア・メディアでの機動力なんだろうけど。
だから、やっぱり専門分野のライターとしてしばらくは頑張るんだろうな。

とりとめもない内容でした。

でも、「何のために書くのか」ってことだけは、もう一度考えないとね。
著書なんぞを出して、いい気になっている場合ではないから。
こういうときほど初心が大事。
近いうちに今年の目標を書きます。

全日本選手権2011が始まりました、、、みどり本も発売です

2011年12月24日 12:08

フィギュアスケートの全日本選手権が始まりました。
今回は真央さんに話題集中しているなかでの大会。
しかし各選手にとっては、一年で一番大切な試合です。
この試合で、来季の日本の中でのランキングや立ち位置が決まります。
真央さんも含めみんなに頑張って欲しいですね。

そして、本日、伊藤みどりさんの半生を描いた本も発売になりました。
「伊藤みどりトリプルアクセルの先へ」(主婦の友社)です。

伊藤みどりトリプルアクセルの先に

アマゾンでご購入(!)

トップアスリートとしてのミドリイトウ、引退後のセカンドキャリアでの葛藤、
そして今年出場したISUアダルト選手権、新たな生きがいを見つけて記した一歩・・・までを記した本です。

恥ずかしながら「私」自身も登場しちゃうので、そのあたりはサラッと読み流して下さい。

みどりさんのこれからの半生を、輝かしいものにするための、
過去のたな卸し、といった気持ちで書きました。

みなさま、みどりをよろしくお願いします

佐藤コーチと真央さん、、、そして樋口センセ

2011年11月17日 06:09

スポーツナビに真央さんの記事を書きました

「浅田真央を変えた佐藤コーチの信念
トリプルアクセル回避でつかんだスピード感」

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/201111150002-spnavi.html


コラム自体は、佐藤コーチと真央さんが、だんだん心を通わせあい
真央さんがまたひとつ成長した、みたいな内容なのですが。

佐藤コーチをインタビューしながらいつも思うのって、
「樋口センセと同じ考え方なんだな」ってことです。

「スピードと伸びのあるスケート」という理想論も同じだし
「自分は待つしかない」といって、生徒自らの気づきを待つ姿勢も同じ。

どちらのセンセイも大好きだし、同じスケートを習っているという気持ちがあるせいか、
私はチーム樋口の生徒なのに、なんとなくチーム佐藤にまで入っているような気分になります。
って、言いすぎですね。

でも佐藤コーチは素晴らしいし、それに応えた真央さんもスゴイな~と思いました。
今回はほんとに、2人に感服でした。

ではでは今からフランス杯、ロシア杯いってきます~

小塚に感謝

2011年10月27日 00:23

トロントから帰国し、あっというまにシーズンイン。
ロサンゼルス郊外のオンタリオまで、スケートアメリカの取材にいってきました。
小塚崇彦選手の原稿書きました。
ひさびさに、言いたい事を出し切った気分です。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/201110250001-spnavi.html

実はこのところ、自分の原稿スタイルに疑問があったりして、かな~~り考え込んでいました。


・もと新聞記者として、正確かつ分かりやすい記事を書こうというスタンス
 →そのためには膨大な取材をして少しだけ書く、という作業が必要

・スケーターとして知った情報がある(インタビュー以外に時間に聞いた言葉とか、もちろん書かない)
 →でも、スケーターとして、知識を生かした詳細な記事を書きたい

といった事がベースにあって、さて私は何を書けば、「私らしい原稿」になるのかなってことを
考えていたのです。

リンクに通っていると、インタビューや試合以外でも、
色んな情報が入ってくる。
それはスケーターとして知った情報であり、記者として知りえた情報ではない。

でも一方で、スケーターとして知識がある私だからこそ書ける原稿を書きたい。

では、スケーターとして原稿を書くのか、記者として原稿を書くのか。
そして軸足をどこに置いて原稿を書くのか。
読者か、スケーターとしての自分か、記者としての自分か、選手の味方としての自分か。

とまあ、分かりにくいかも知れませんが、自分なりに、悩んでいて
「次の原稿で、自分のスポーツライターとしての意欲を示さねば」と、課していたのです。

そして、スケートアメリカで、小塚を取材。

彼がひとつの転機を迎える演技をしたこと、
それについてとても素晴らしい話をしてくれたこと、
その彼の思考回路や言葉の意味を一歩深く理解できたこと。
そんないろんなことが重なって、原稿を書くことができました。

読者に、彼の心の中が少しでも伝われば。
そして彼の求めているフィギュアスケートが何なのかが、伝わればと思います。
そして、この記事をもし小塚君が読んでくれていれば、彼の頭の中が整理されるための一助となればいいなと。

そんなわけで、今夜はスッキリしています。
いい演技をしてくれて、いいインタビューをさせてくれた小塚に感謝です。